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+++ くだものKURITA 桃の様子 +++

桃の現在の生育状況を矢印マークにてお知らせ致します。


 元肥
収穫後次年度に向けてと疲れた桃の樹の栄養補給も兼ねて元肥を与えます。当農園も使用している『有機入り桃元肥専用』は白根地区では一番ポピラーなのではないかと思います。 余談ですが、『有機入り』程度では皆さんが多分にお好きな有機栽培には当てはまりません、一応当農園で使用している肥料は全て『有機入り』の肥料です。 加えて堆肥をまきます、この堆肥は『土づくり支援センター』に所属している某氏の豚糞系堆肥を購入して使用しています。 世の中書き方次第で・・・化成入り有機肥料になんないかな・・・イメージ違うと思うけどな。

 整枝・剪定作業
冬の間に整枝・剪定作業をします、この作業は昨年伸びた不要な枝や途長枝をノコギリやはさみで切除して樹勢・日当たり・花芽・葉数の確保等、諸々考慮して作業します、枝を切るって事は花芽・葉芽・貯蔵養分も切除してるって事で日当たりor貯蔵養分の確保とでせめぎあい!常にこれで良いのかな??っと実験的な感覚で作業しています。 雪の為に作業が遅れたり申告の準備やら、もう大〜変!余談ですが諸々の会議やら懇親会が集中しアルコール漬けになるのもこの頃です、吹雪の中にいたり電卓を叩いていたり、ハタマタ飲んでいたりと、せわしない日々が続きます。

 摘蕾作業
近年、大玉奨励(やっぱり大玉ですよね〜。)って事で手作業で花芽を落とし開花する花芽を制限して貯蔵養分の無駄を省き果実の肥大を狙らおう!をスローガンに地道な作業をします、品種によって障害果を助長すると言われていますので臨機応変に、以前青年部で摘蕾程度と果実肥大の関連性を調査した結果それなりの効果は在る様です。 なんて書くと「お〜なるほど」とお思いでしょうが、桃産地では行って当然の作業ですヨネ。 ちなみに花粉付けが必要な品種はこの作業は行いません。

 開花直前
  H17.4.10日 花粉付けの必要な品種の為に花粉取り用の花蕾を摘取る作業をします、まぁ、それ用に未剪定の樹を残しておくとか、間伐樹を使うってトコが常とう手段でしょうかね。 昨年より10日位遅いです。

 満開
H17.4.27 浅間白桃・川中島白桃はこの時期に受粉作業をします。桜の花よりもピンクが強く一面ピンク色になる茨曽根地区、ハイキングやアマチュア写真家をアチラコチラで見かけます、この時ばかりはココに住んでて良かったな〜などと、全く似合わない気持ちになります。 

  落花・展葉初期
  
H17.4.30 一気に落花し始めました、葉も徐々に増えてきて畑がピンクから緑へと変わって行きます。 お祭り気分もココまで!桃屋モードに気分を徐々にシフトアップ!して行きます。

 展葉期
H17.5.19 受粉したものは徐々に大きくなり現在ピーナッツ位の大きさです。 

 摘果作業
H17.6.8 大きさ・形状・着果部位等を考慮して予備摘果中です。 大きさは「カリカリ梅」位です。 結果枝にもよりますが最終的には20cmに1個、葉数にして50〜100枚に1個が目標ですが。。。欲と品質を秤にかけて・・・正直な話、大玉生産はリスクも大きいですしネ、1個のところを2個残し負けないようにドンドンと追加肥料でカバーなぁ〜んてことやってると美味しくない桃が出来るじゃぁないかと思います、心を鬼にして基本に忠実にネ。 この時期は最終着果量の約2倍位を残して落とします。

 袋掛直前
  
現在ゴルフボール位まで成長しました、形状・擦り傷の有無を確認しながら最終着果量はこの時期に決めてしまいます。 20cmに1個ですよね・・以前某デパートのお中元パンフに載ってあった桃屋さんのPR文にも書いてありましたよ、20cmに1個しか残さない厳選した桃・・・それって生産者から見れば当然の技術って言うか〜普通ジャン!

 袋掛作業中
 ここまではどの品種の桃も同じ経過を辿ります、紙袋で遮光しつつ風雨・病害虫から保護、この電話帳袋って全国的にも珍しいらしいですね、白根白桃はもっと多機能の袋を使用しています、袋の値段は倍以上します・・・こんな所でも品質とコストのせめぎあいが。。。しかし袋を掛ける事によって農薬が果実に直接付着しないので結構安心。 PS:無袋栽培の方が高糖度になるDATAがあり無袋で行ける「あかつき」品種においては数本で実験中です、コストダウン+高糖度or諸々またまた、せめぎあい。

 除袋直後
 ここからは品種によって時期が変わりますが絵的には大差ありませんので「日の出」を例に紹介したいと思います。 除袋直後の様子です、本年度は天候に恵まれ雨が少ない為、高糖度のおいしい桃が期待できそうです、しかし気温が高すぎるため熟期が遅れる心配も・・・さぁ〜これからもう一仕事、草を刈ったりシルバーマルチを敷いたりと大忙しです。 ほかの品種もこれに習い時期毎に同様の作業を繰り返します。

 収穫直前
  
除袋後徐々に着色し始めます。チョコチョコ見回り影を作っている葉を摘んだり収穫のタイミングを見定めます。 申し遅れましたが当産地では如何に白桃と言えど極力着色する様努力しています。

 いよいよ収穫期
待ちに待った収穫始めです地色(赤くない部分)の色の抜け具合やら手で触った感じで収穫時期を判断します。 基本的には樹幹の上の方より熟して来ます、そして幾らか収穫すると荷が軽くなる為かドンドン熟し始めます、こうなると収穫も休み無しです。1品種で良い頃は1週間〜2週間でしょうか、時期はずれに欲しいと言われても・・・って事にならぬ様早目の予約&美味しい時にと此方任せにして頂ければ良いと思います。

 荷造り・発送
  
収穫後、特に美味しそうなものを選別して皆様のもとへ、その日のうちに発送致します。 まぁ活きの良さが唯一の自慢かな?
     

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